海外就職したい学生さんに知ってほしい。海外で生き残るために。

2015/08/07

大学院留学をした後に海外就職をしたいと言う相談は大変多いです。それはMBAに限ったことではありません。修士号を取得するために大学院留学をして、その後できれば現地で海外就職をしたいと言う人が多いのです。海外就職の可能性は、その国の移民法やその人の専門性によって変わってくると思いますので一概には言えませんが、大学院留学した後に現地でそのまま海外就職をするために、まずは知っておくべきことがいくつかあります。

そのうちの1つが、海外の組織と日本の組織の違いです。これは海外企業と日本企業だけではなく、海外のビジネススクールや海外の大学院などでも見られる傾向です。

海外の組織はどんなかんじ?

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海外の企業では、「出来る人をより伸ばす。」という教育をします。優秀な社員のために手厚い報酬を与えたり、全社員の前で表彰をしたりします。優秀な社員に対する教育もとても熱心で、会社が大きな投資をしてセミナーや講演に積極的に送り出し、会社負担で特別な教育を受けさせたりすることもあります。これは、優秀な社員をより優秀にして、より仕事に対するモチベーションを高めてほしいと言う会社側の強い願いがあります。

ビジネススクールや大学院でも同じことがいえます。私がMBA留学していた時は、ビジネススクールに1%Clubというものがありました。これは成績上位者たった1%の学生に与えられるとても名誉な賞です。これを受賞すると、就職に有利になるのはもちろんのこと、同じようにMBAを卒業して起業したクラスメートからビジネスパートナーの誘いなどもたくさん来ることになります。

海外のビジネススクールや大学院は、自校の世界的な評価を大変意識しますので、より優秀な学生に社会で活躍してもらうことがとても大切になってきます。優秀な学生には、より目立ってもらってその学校の出身校であるという事をアピールしてもらうことが、ビジネススクールや大学にとって大きなメリットとなるのです。

一生懸命なのは学生も同じです。優秀な成績で卒業できるかどうかによって、卒業後の就職先が大きく変わってきます。 MBA留学や大学院留学をした人だったらわかることですが、彼らは毎日毎日が競争で、大きなプレッシャーを感じながら勉学に励んでいます。

このような競争が厳しい組織の中では、できない人は全く存在感を示すことができません。できない人は完全に蚊帳の外で無視されるような存在となっていくのです。励ましてくれる人もいません。怒ってくれる人もいません。海外就職したらきっとそれをより実感することでしょう。
そのため、できないと自分が感じたら、なぜそれができないのか、どうすればできるようになるのか、ということを自分自身で考えていかなければ、海外就職で上に上がっていくことができないのです。

一方で日本の組織はどうでしょうか。

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もちろん、日本企業や日本のビジネススクールでも競争が激しくなりつつありますので、学生もうかうかしてはいられません。日本の企業でも、優秀な社員には積極的にMBA留学をさせたり、大きな報酬を与えたりすることで社員のモチベーションを高めるようとしています。年功序列制度がなくなりつつあるという報道もよく聞かれるようになってきています。先輩を何人も追い越してしまうような昇進や、ボーナスが大幅アップということも起こっています。日本の社会でも、優秀な社員にはより優秀になって貰いモチベーションを高めてもらうという傾向にあります。

しかしながら、日本の企業の場合は、今でも優秀でない社員もそれなりの最低限の生活保障をしなければなりません。日本の企業には、優秀でない社員を守っていく義務があるのです。それを賄うための費用はどこから来ているのかといえば、優秀な社員が稼いできたお金から来ているのです。つまり本来は優秀な社員に与えられるべき報酬が、優秀でない社員のために使われているということです。海外の企業では、このような事はなかなか起きないでしょう。

日本の学校でも同じですね。できない学生は先生から励まされ、優秀な学生に追いつくように背中を押してくれます。できない人間が無視される事は滅多にないのです。

大学院留学で生き残って海外就職するためには。

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以上のことからわかるとおり、海外の組織では、優秀な人より優秀になっていく、優秀でない人はフェイドアウトしてしまう。そのため優秀な人と優秀でない人との差はますます広がっていく、と言うことです。卒業後に海外就職を考えている方はぜひ知っておきましょう。
海外就職したらもっともっと厳しくなります。ちょっとでも「できない人」と烙印を押されてしまうとあっという間に首になってしまいます。海外ではできない人に構っている暇はないんです。
だからこそ、海外就職はそう簡単ではない、ということなんですが、競争心と向上心がある人なら日本よりも海外就職の方が向いているかもしれません。ゆくゆくの海外就職を目指し、今留学の準備をさせている方は、ぜひ自分の可能性を信じて挑戦してみてほしいものです。

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