富士山をどう動かしますか?MBA取得後の就職試験対策。

2015/06/12

ad1206cc20e8b5228981a178360dcca0_mMBA取得を目指している皆さんが懸念しているひとつは、 MBA取得後の就職ではないでしょうか。そもそもMBAは、今の仕事のキャリアアップの為に取得するものですから、いくらトップスクールでMBAを取得しても、キャリアアップにつながる就職ができなければ意味がありませんよね。

MBAは一年ないし二年という時間と何百万、場合によっては一千万円を超える大きな投資となります。これらの時間とお金の投資に見合うだけの就職をするために、学生たちはMBA在学中に自分の価値を高めようと必死になっているのです。

MBA取得後の就職試験をどう乗り切るのか。

4141c6d4302268b0b1b7f28d6b729621_m最初のステップは、就職試験対策ですよね。MBAホルダーに人気のある就職先は、経営コンサルティング会社、投資銀行、そして世界的なメーカーのマーケティングなどです。
これらの企業には、毎年世界中の優秀なMBAホルダーから多くの履歴書が送られてきます。企業側は、その中から如何に正しい採用をするかを慎重に考えながら、慎重に採用活動を行っています。

企業の採用担当者の一番重要な役割は、優秀な人を採用することではありません。彼らの一番重要な役割は、如何にして間違った人を採用しないかと言うことなのです。

もちろん優秀な人を採用することは重要な業務です。優秀な人材を間違えて不採用にしてしまったら、彼らはライバル企業に流れ、結果的に会社の損失となりえるからです。しかしながら、間違った人材を採用してしまうことは、それ以上に直接会社に損害を与えたることになります。そして、その他の優秀な社員にも悪影響を与える可能性が大きくなるのです。

「頭がよくて何かをする人」を見極める。

「ビル・ゲイツの面接試験~富士山をどう動かしますか?」(青土社、ウィリアム・パウンドストーン著、松浦俊輔訳)の中で、面接官は「頭がよくて何かをする人」を見分けることが重要なミッションであると述べています。

「頭が良くなくて何かをする人」は、自分の勝手な判断で間違ったアクションを起こしてしまい、皆に迷惑をかけてしまうというのです。「頭が良くなくて何もできない人」は見分けるのは簡単で、特に問題はありません。不採用にすれば良いだけです。

見極めが一番難しいと思われるのは、「頭がよくて何もできない人」が応募者の中に紛れ込んでいるということです。彼らの特徴は、履歴書はとても華やかなのですが、実際に仕事をさせてみると、全くの期待はずれで何もできない、結果的に上司や部下に信用してもらえず、パフォーマンスを上げることができない、ということになるというのです。そのため、この著書の中では「頭がよくて何かをする人」を見分けるのが、とても大切なことだと述べているんです。

それを見分けるための手段として、人気のある企業は、とてもハードな面接試験を設けているところも多くあります。

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ビル・ゲイツの面接試験 例題

以下にご紹介するのは、「ビル・ゲイツの面接試験~富士山をどう動かしますか?」(ウィリアム・パウンドストーン著、松浦俊輔訳、青土社)の中で紹介されているとても興味深い面接試験の質問の例です。もしあなたが入社の面接試験で、これらのような質問が出されたら、どのように答えるでしょうか。相手を納得させるような回答をすることができますか?

赤やじるし●マイクとトットは二人で21ドル持っています。マイクはトットより20ドル多く持っています。それぞれいくら持っているでしょう。答えは端数が出てはいけません。(p227より抜粋)

これは、根拠を示して自分の正当性を論破する力が必要なケースです。

赤やじるし●ビル・ゲイツの浴室を設計するとしたらどうしますか。(p231より抜粋)

この質問に面接官の期待通りの回答をするためには、プロジェクト遂行力が必要になってきます。

赤やじるし●正面に2つの扉があります。一方は面接室で、もう一方は出口です。扉の脇に相談できる人がいます。この人は当社の人間かもしれませんし、競合会社の人かもしれません。当社の者なら、必ず本当のことを言います。他社の人は、必ず嘘をいいます。どちらが面接室に向かう扉かを判断するために、この相談役に、 1回だけ質問をしてもかまいません。何と尋ねますか?(p285より抜粋)

これはパターンを知っていれば解ける問題かもしれません。全く初めての人は、ある程度数学的な思考を持って考える必要があります。

赤やじるし●富士山を動かすのに、どれだけ時間がかかるでしょう。(p290より抜粋)

このような質問を聞くとビックリしてしまうでしょうね。そんなことは不可能だ、と思うのが普通です。不可能だ、ではなく、どうしたら動かすがことができるのかを考えれば、面接官の期待する質問に答えることができるかもしれません。

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このように、 MBAホルダーが目指す経営コンサルティング会社、投資銀行、大手メーカーなどは、「頭がよくて何かをする人」を見分けるために、そして間違った人材を採用しないために、このような質問をし、応募者をふるいにかけているのです。人気の高い企業の就職試験を勝ち抜いて、キャリアアップを図りたいを思う方は、MBA取得後、このような就職活動になることも念頭に置いておく必要がありますね。

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