【ヒーローインタビュー】上野弥生さん(仮名)(30歳)ピッツバーグ大学(Katz)

ゆび矢印名前  :上野弥生さん(仮名)
ゆび矢印年齢  :30歳
ゆび矢印勤務先 :外資医療機器メーカー
ゆび矢印出身地 :東京都
ゆび矢印進学校 :ピッツバーグ大学(Katz) (アメリカ)(私費)

(MBA Lounge 川尻、以下川尻)上野さん、今日はよろしくお願いします。まず最初の質問ですが、上野さんはMBA留学前はどんなお仕事をしていましたか?

(上野弥生さん、以下上野さん)新卒からこれまでの6年間、医療機器の臨床開発(治験)と事業に携わってきました。最初の5年間は日系メーカーで、日米での治験とマーケティング/ビジネスディベロップメントを担当しました。その後外資系メーカーに移り、日米共同で進める治験のプロジェクトマネージ等を担当していました。

(川尻)なぜMBAを取得しようと思ったのですか?

(上野さん)将来、医療機器ビジネスをリードできる人材になるために、マネージメントやマーケティングといったスキルを体系的に学べるMBAが最適と考えました。

初めに興味を持ったのは入社3年目でした。当時アメリカ駐在の予定があったので滞在中にPart timeでの取得を考えましたが、会社の事情で駐在の話が無くなってしまいました。

しかしその後に異動したマーケティング部署の上司が「君はMBAに向いている、是非いつかチャレンジを」とあらためて勧めてくれ、以降、異動や転職が重なりながらも社内留学制度(異動後まもないため条件を満たせず断念)やOnline/国内Part timeと検討を続けるモチベーションを保てました。

最初に興味をもってから3年以上経った昨年、自分の年齢と取れそうなテストスコアを踏まえ、アメリカの一年制Full timeに今回限りでチャレンジすることにしました。

(川尻)なぜMBA Loungeのサービスに申し込もうと思ったのですか?

(上野さん)私費留学のため出願準備費用を少しでも抑えたかったので、始めからテスト対策は独学で、レジュメ、エッセイ、インタビュー対策だけプロの指導を受けようと決めていました。

価格がリーズナブルで質も高そうなコンサルタントをインターネットで探したところ、こちらを見つけました。短期集中で取り組むことにしていたので、2ヶ月プランがあったのも魅力でした。

(川尻)MBA Loungeのサービスを受けてどう変わりましたか?

(上野さん)一人では準備不足、知識不足に陥りそうでしたが、始めのご相談で出願の基本的な知識やスケジューリングを教えていただき、スクール選びも相談できたのがありがたかったです。

レジュメ、エッセイ、インタビューについては褒めて伸ばしくれる指導だったので、内容が洗練されていくのはもちろんですが、別途独学で進めていたGMATで苦しい中で精神的にも救われましたその他、各スクールのAdmissionとのコンタクトで不安な点がある時など、親身に相談に乗っていただきました。

(川尻)なぜアメリカを選んだのですか?

(上野さん)医療機器のスピーディーな開発やビジネスでは、やはりアメリカが最も先進的だからです。これまでに仕事で知り合ったアメリカのドクターや同僚も、非常に高い専門性とセンスを持っていました。今後のキャリアを考えると、アメリカの医学系研究が盛んなエリアのスクールが、ネットワーク作りの意味でも良いと考えました。

(川尻)なぜKatzを選んだのですか?

(上野さん)AACSB認証で一年制でも高いレベルの教育が受けられそうなこと、ピッツバーグ医療センター/医学部が隣接する総合大学であることから第一志望にしていました。

医療センターは特に心臓血管領域の世界的な拠点で、日本を含む各国から多くのドクターが学びに来ていますし、その影響でピッツバーグ全体が医学系のビジネスの盛んな街として発展しています。私は入社以来ずっと心臓関連の医療機器に携わっているので、この環境は自分にとってベストと思いました。

また、ピッツバーグは治安が良く、公共交通機関も充実していて運転が必須でない点も、私のような一年滞在の女子学生にとって安心できる環境です。

(川尻)スクール選びで悩んだことは?

(上野さん)Full time受験自体を決断するのに時間がかかりましたが、決めてからのスクール選びはそれほど悩みませんでした。アメリカ、国際認証、大学であること(民間企業の運営ではないこと)は必須、さらに一年制で医学系研究の盛んなエリアならベター、と考えました。

一年制を志望したのは、私費留学なので費用とキャリア中断を最小限に抑えたかったからです。アメリカにはこれらを満たすスクールは多くないので、元々志望していたKatzと残りの出願先2校はすんなり決まりました。さらにバックアップとして二年制1校と、川尻さんに教えていただいた一年制1校を加え、計5校を出願先にしました。

なお、Full time受験を決める前は、働きながら通えるPart timeの国内スクールやOnlineのアメリカのスクール、年齢を重ねてからのExecutive MBA再チャレンジも検討しました。これらは、Full time受験を決めた後も、万一全て不合格になってしまった場合のバックアップとして考えていました。

(川尻)受験準備には通算でどのくらいの期間を要しましたか?

(上野さん)MBAを最初に考え始めてからは3年半ですが、最初の3年間はFull timeに挑戦することすら決めていませんでした。この間に部署異動と転職もあったので、少しでも仕事で実績を上げることに注力しました。その他は、MBAフェアや気になる学校のwebinarに顔を出すのと、具体的な勉強は何もせずTOEFLだけたまに受けていました。

(上野さん)Full timeの出願を決めてからTOEFLとGMATの勉強とレジュメ、エッセイ準備を始め、合格するまでは4ヶ月です。
(多くの受験生の方から比べるとかなりの短期集中タイプだと思いますが、グローバルな環境で実務に注力する期間を3年も持てたことは、結果的にレジュメ、エッセイ、インタビューに生きてきたように思います。

(川尻)受験準備で一番苦労したことは?

(上野さん)GMATは塾には通わず、参考書やスマホアプリなどで独学で勉強しましたが、VerbalのSCとCRが伸びず苦労しました。よくあるターゲットスコアは「SCで8割、CRで7割、RCで6割」のようで、どの媒体もそれを狙ったテクニックが書いてありますが、私の場合は何故かRCの方がましで、SCとCRをもっと上げなくては、と1月は本当に辛い時期でした。

最後は開き直って、SCはわからない時は捨てる、CRはダメ元で粘る、RCは確実に取る、連続不正解はなるべく避ける、とシンプルな戦略に切り替えてみると、スコアが大幅に上がりました。私の場合おそらく、RC>CR>SCという通常とは反対のスコアメイクです。

(川尻)受験準備で失敗したなあ、と思ったことは?

(上野さん)GMATのスコアが急に上がったことで、周囲から「その点数なら早く出願していれば他の難関校にもチャンスがあった」と言われ、驚きました。Katzはずっと志望してきた学校なので悔いはありませんが、もしかすると自分のGMATの伸びを低く見積もり過ぎてしまったかもしれません。

(川尻)MBA取得後のプランは?

(上野さん)現在の職場を休職して留学するので、取得後は元の部署に戻って臨床開発の実務経験をさらに積んでいきたいです。将来的には、管理職としてピープルマネージの経験も積む必要があると思いますし、新しい医療機器のビジネスを見越して開発戦略を立てるなど、仕事の幅を拡げたいです。

(川尻)これからMBAを目指す方にアドバイスをお願いします。

(上野さん)MBAはテストスコアより、それまでのキャリア(で何を身につけ、考えてきたか)が重要と感じました。テストは勉強すれば伸びますし受験生の個性は関係しませんが、キャリアの方は、MBA自体への適性や各スクールの求めるダイバーシティ/キャラクターに合うかの評価に直結すると思います。仕事をしっかり頑張る時期を確保すると、後々役立つのではないでしょうか。

また、上記の適性や個性は、レジュメとエッセイとインタビューでアピールすることになります。自分の成果や仕事で得た気づきを、専門外の人にもわかりやすく書いたり話したりする訓練を日頃からしておくと良いように思います。私の場合、上司が業務の中でその訓練を繰り返してくれていたことに何年も経ってから気づき、とてもありがたかったです。私自身は受講していないので推測ですが、MBA LoungeのU29は職場の代わりにそういった基礎力を学べそうです。

それと、女性でMBAを目指す方々をぜひ応援したいです。ある程度の実務経験を積んでMBA挑戦に見合ってくる年齢と、結婚や出産などのイベントが起きうる年齢はどうしても重なるので、それぞれのタイミングを迷う方も多いのではと思いますが、今は本当に様々な選択肢があります。

30歳前後で海外Full time、日本で働きながらOnline/Part time、プライベートが一区切りして管理職経験も積んでから40-50代で海外Executive MBAなど…。今、取り組む時間がなかったり落ちてしまったりしても諦めずに他の選択肢を検討するのもありだと思います。日本人女子学生はとても少ないですが、その分スクールや各種財団の女子学生を支援する奨学金チャンスなども多いと思います。

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