ビジネススクールのプレゼンテーションを攻略する5つのコツ

2015/10/16

ビジネススクールでは、主に3つの課題があります。それは試験、論文、そしてプレゼンテーションです。そして、ビジネススクールに入学して卒業するまでの間に、何度もプレゼンテーションを経験することになります。

試験、論文、プレゼンテーションのどれが課題になるかというのは担当の教授によりますが、多くのビジネススクールでは満遍なく、これらの課題をやることとなり、すべてパスしなければ、ビジネススクールを終了してMBAを取得することはできません。

人前で、しかも英語で話さなければならないプレゼンテーションに苦手意識を持っている日本人学生は多いでしょう。そこで今回は、ビジネススクールのプレゼンテーションをうまく乗り越えるための5つのコツをご紹介します。

ビジネススクールのプレゼンテーションを攻略する5つのコツ

ゆび矢印1.話す内容を暗記しようとしない。
ファイルを持つスーツの女性
プレゼンテーションでは、事前にしっかりと準備をして何を話すかを頭の中に入れておく必要があります。特に英語でプレゼンテーションする場合は、スクリプトを書き出し、その暗記して話そうとする人がいます。しかしながら、スクリプトを全部暗記してプレゼンテーションするという方法はあまりお薦めできません。

自分が話したい内容のポイントを箇条書きにして、本の目次のようなものを1~2ページほど用意し、それをもとに自分の話す内容と順序を大まかに把握しておく方法がお勧めです。

それぞれのポイントを箇条書きにしたものは、トピックの柱になります。その柱さえしっかりと押さえておけば、後は自分の言葉で聴き手に向かって落ち着いて話すことができます。

MBAのプレゼンテーションでは、話し方や、目線、ジェスチャー、そして内容自体が評価の対象となり、英語の良し悪しや文法の間違いはそれほど評価の対象になることはありません(注:教授によりますが)。そのため、きれいな英語を話すことにばかり囚われ、完璧な英文を暗記しようとして、プレゼンテーションで思うような成績が取れないことがあります。大切なのは、自分が研究した内容を、しっかりと頭の中に入れて、それをわかりやすく、ジェスチャーを交えながら自分の言葉で話すことです。

ゆび矢印2.聴き手を巻き込む。
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落語や漫才などでは、たまに彼らがお客さんに話しかけることがありますよね。いわゆる客いじりです。あなたもプレゼンテーションで客いじりをしてみましょう。そうすることで、聴き手はあなたの話にのめり込んでしっかりと聞くでしょう。

例えばあなたがマーケティングについてプレゼンテーションをするときに、
「スモールビジネスのオーナーが、マーケティングで一番気をつけるべきことは何だと思いますか。」
「起業して10年後に残っている企業は全体の何%だと思いますか。」

など、今これからは自分が話そうとする内容に対して、最初の段階で聴き手に質問を投げかけるようなやり方です。そうすることで聴き手は、答えは一体何だろうと、しっかりと話を聞くようになります。

最初からダラダラと話をし始めても、聴き手によってはあなたの話を全く聞いていないということも起こりえます。聴き手を巻き込むために客いじりをして、自分の空気を作ってしまいましょう。

ゆび矢印3.一人ひとりに語りかけるようにプレゼンテーションをする。
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ビジネススクールでのプレゼンテーションは、もちろん、その科目の評価をしてもらうために行います。そのために、聴き手には担当科目の教授がいてあなたのプレゼンテーションの内容をじっくりと観察しています。それを考えるだけでもとても緊張してしまいますよね。
相手があなたを評価するためにじっくりと見ている、と考えてしまうと、なかなかうまくプレゼンテーションもできないかもしれません。しかしながら、ビジネスの世界で行うプレゼンテーションの本当の目的は、聴き手があなたの能力を評価するためではありません。自分の考えをいかに聴き手に伝え、プレゼンの内容に同意を得ることができるかどうか、と言うことです。

ビジネススクールでのプレゼンテーションも、同じことを意識してやってみましょう。自分が研究した成果を自信を持って堂々と、聴き手に伝える。自分の考えを聴き手にしっかりと理解してもらいたいと思いながら話をする。自分の意見を相手に伝えて、内容に納得してもらうためにプレゼンテーションをする。
このようなことをプレゼンテーション本当の目的として、原点に返ってみましょう。

ゆび矢印4.クラスメートにあらかじめ話す内容を伝えておく。
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これはある意味裏技かもしれません。ビジネススクールのプレゼンテーションでは、その聴き手の多くは担当教授とそのクラスメートです。

あなたのプレゼンテーションを聴くクラスメートの何人かには、あらかじめプレゼンテーションする内容を話しておくのも手です。聴き手にとって、初めて聴くよりも、あらかじめそのような情報を知っておくと内容をより理解しやすくなります。もちろんあなたのプレゼンテーションを評価するのは担当教授ですが、それを事前にクラスメートにあらかじめ知識を与えておくことで、うんうんと頷いてくれる、「なるほど。」というリアクションをしてくれる、そのような聴き手のリアクションひとつひとつが、プレゼンテーションでの自分の空気を作っていくことができるのです。

ゆび矢印5.パワーポイントの文字は必要最小限に。
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多くの場合、プレゼンテーションでパワーポイントを使うことになります。そこで大切なのは、 パワーポイントに書く内容は必要最小限に抑えるということです。パワーポイントには箇条書きで必要な内容だけを載せるに留め、論文のようにダラダラと長い文章を書くべきではありません。簡単な箇条書きと、多くの画像を使って話してる内容をビジュアル化するような役割をさせるのが良いでしょう。

パワーポイントはあくまでもプレゼンテーションの補足資料です。そこにすべてを書いていたらあなたのプレゼンテーションがやる意味がありませんよね。

まとめ

ビジネススクールでは、プレゼンテーションという壁を乗り越えなければ単位を取得してMBAを取得することはできません。そんなビジネススクールのプレゼンテーションを攻略するコツは以下の5つ。

点矢印画像1.内容を暗記しようとしない。
点矢印画像2.聴き手を巻き込む。
点矢印画像3.一人ひとりに語りかけるようにプレゼンテーションをする。
点矢印画像4.クラスメートにあらかじめ話す内容を伝えておく。
点矢印画像5.パワーポイントの文字は必要最小限に。

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